仕事が好きになれないと嘆く人へ 「仕事を好きになる」ための方法

マインドセット

仕事というものはいつも楽しいことばかりではありません。ときに大変な目に遭い、誰かから怒られるなどして、今やっている仕事が好きになれない、と悩んでいる人も多いでしょう。

そこで「いっそ転職して、改めて好きな仕事を探そう」と考えるのも無理もありません。しかし、転職したとしても次の仕事が好きになれる保証もありません。それではどうしますか?好きではないことを延々続けていくべきなのでしょうか?

この問いに対する筆者の答えは「今やっていることを好きになるべき」です。つまり、受け身の姿勢で好きになるのを待つのではなく、積極的にこちらから働きかけて、仕事のことを好きになるように工夫すればよいのです。

そんなことできるの?と思われるかもしれません。ですがここで振り返ってみてください。何らかの対象について「好きになるために努力や工夫をした」ことって、過去にありますか?あなたは好きになるための努力や工夫をしたことがまだない(もしくはほとんどない)のであれば、それはすなわち、「伸びしろがある」ということです。

ではさっそく、挑戦してみましょう!

仕事が好きになれないと嘆く人へ 「仕事を好きになる」ための方法

その方法とは、次の2つです。

  • スキルを高めて成果を上げ、褒められる状況を作る
  • その仕事のことを深く理解し、ストーリーとして語れるようになる

方法① スキルを高めて成果を上げ、褒められる状況を作る

一般的に「原因」と「結果」の順番でつながっていると思われることでも、その順番をひっくり返してもそのまま成立するものがよくあります。例えば「幸せだから笑顔になる」をひっくり返して「笑顔でいると幸せになる」と考えても、「まぁそうかな」と思えるでしょう?

それでは、仕事に関してよく言われる「好きこそものの上手なれ(好きだからこそ上手になる)」をひっくり返してみましょう。するとこうなります。

「上手になれば、好きになる」

成立しそうですよね。仕事を好きになりたければ、上手になる、つまりスキルを高めればいいのです。そうすると、仕事で成果が上げられるようになり、結果としてまわりから褒められます。褒められることは誰にとっても嬉しいものですよね。そうして、「仕事が好き!」につながります。

ただ、一言で「スキルを高める」といっても、がむしゃらに頑張ってはうまくいきません。
コツは「TTP(徹底的にパクる)」です。自分流にこだわりすぎるのではなく、他者のうまいやり方を効率的に取り込んでいけばよいのです。上司や先輩、または書籍などから、「実際にうまくやっている人のやり方」を真似しましょう。

「TTP」については、以下の記事にて詳しく説明しているので、よければ参照してください。

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試合でホームランを打つためには、日々コツコツと素振りをすることが大事です。素振りをすること自体は好きではなくとも、その結果としてホームランにつながれば、全体として野球が好きになる。仕事でもそれと同じではないでしょうか。

方法② その仕事のことを深く理解し、ストーリーとして語れるようになる

基本的には無口なのに、その人の「好きなこと」が話題になるとスイッチが入ったように熱を込めて語り出す人、周りにいませんか?このように、「何かを好きになればその対象のことを熱く語れるものです。

そしてこれも先ほどと同様、好きだから語れる、をひっくり返して「語れるから好きになる」ということも成り立つ、と筆者は考えます。

あなたの仕事について、例えば以下について調べ、考えてみましょう。

  • 自分たちが作るモノやサービスの最終的な消費者はどのような人たちか?日本国内や世界に何人くらいいるのか?
  • そのモノやサービスはどのくらい売れているのか?(量や金額)
  • そのモノやサービスはどのようないいところがあるのか?どのようなことが消費者から求められているのか?
  • そのモノやサービスをいちばん最初に作ったのは誰か?それはいつか?どういう経緯で作られたのか?
  • 自社やその業界は、過去どのような問題に直面し、そしてそれをどうやって乗り越えてきたのか?
  • 自社が描く理想の未来はどのようなものか?そしてその未来に対し、あなた自身はどのように貢献するのか?

要は、入社前の就職活動のときに行っていた「志望動機」について、入社してみた後で再び考えてみるのです。

いろいろリアルな経験を積み、また内部にいるからこそ得られる情報網で収集した知識をもとに、入社前と比べて深みのある志望動機、つまり「その仕事のすごいところ、あなたがその仕事をするべき理由」が語れるようになるはずです。

その仕事についていろいろ語れるほど詳しくなったら、その情報収集の過程でさまざまな学びや気づきがあるはずです。そうすると「もっと知りたい!」と思うようになれます。そこまでくれば「知る⇒更に興味が湧く⇒知る⇒更に興味が湧く⇒、、、」の繰り返しループに入っていけるでしょう。

せっかくなので、語れるようになったストーリーは、本当に誰かに語ってみましょう。相手は友人や家族でもいいですが、過去の入社試験の際に面接官を務めてくれた人を選ぶと面白いと思いますよ。

まとめ

仕事を好きになるための方法として、2つの方法をお伝えしました。

  • スキルを高めて成果を上げ、褒められる状況を作る
  • その仕事のことを深く理解し、ストーリーとして語れるようになる

この方法は、実は仕事以外にも使えます。
あなたの人生が、大好きなことにあふれたものになるといいですね。

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