「あなたは元々特別なオンリーワン、だからナンバーワンにならなくていい。」
本当にそうでしょうか。
ナンバーワンになろうとして必死に努力した、でも惜しくも叶わなかった、という状況の人に対しかける客観的な言葉、ということなら納得はできます。
でも、自らに対してこの言葉を言い聞かせているのなら、私はあまりおすすめしません。
むしろ逆に、「ナンバーワンを目指した方がいい」と思っています。
本記事では、その理由についてお伝えしていきます。
ご興味があれば、最後までお付き合いください。
あなたは確かにオンリーワンだけれど、本当のあなたらしさ、って把握できていますか?
本当の自分、理想の自分、がわかっているならばそのとおりに生きればいいと思います。
「自分はこう生きるんだ。誰に何と言われようと、関係ない」と、自信を持てるならば、もうこれから先は読む必要はありません。
あなたの信念を揺るがすようなことはきっと、書いてありません。
ブラウザのタブをそっと閉じてくださってOKです。
しかし、「本当の自分」というものを把握することが難しいから、多くの人は悩み苦しんで、「自分探し」と称してインドとかに旅に出るのではないでしょうか。
アラフォーの自分でも、未だに迷いますよ。
「四十にして惑わず」の境地には、自分はたどり着けそうにないですね。
多くの人は、「自分はオンリーワンだけど、どんなオンリーワンなのかよくわからない」という状態なんだと思います。
誰か・何かと比較しないということは、基準がない、ということ
さて、ブラウザを閉じずにこの記事をあなたが読んでいる、ということは、あなたも「理想の自分」がどういうものか正確にはわからない、ということですね?
それでは引き続き、お付き合いください。
そんなあなたは、「自分はオンリーワンなんだし、誰とも競ったりしなくていいでしょ?」と思っているとしましょう。あくまで仮に、ですよ。
少し考えてみてください。
「本当の自分」はよくわからない、かつ自分と他人とを比べたりしない、とすると、「自分はどうあればいいのか、どうすればいいのか、何も基準がない」という状態なのではないですか?
この先、生きていく上でさまざまな環境変化にもさらされるでしょう。
その中で、「自分はこれでいいんだ」と自信が持てるでしょうか。
逆に、比較できる基準があれば、相対的に自分の状態を把握できる。うまくいかないとき軌道修正できる
多くの人は絶対音感は持っていないでしょう。
私もです。
でも、歌を歌うことはできますよね。
それは、自分の声の音程と伴奏やガイドメロディの音程とを相対的に比較し、調節できるからです。
仕事でも同じ。
競うべきものがあれば、それに近づき追い越そうと自分をコントロールすることができます。
比較する対象といい勝負ができているなら、それはいい成果が上げられているということ。
その状態は少なくとも「全然ダメ」ではないのです。
差が開くようなら、何か理由があるはずで、それは分析することで突き止められます。
そうして手を打てば、あなた自身の軌道修正ができるでしょう。
このように、何か比較できる基準があったほうが、結果として自分をコントロールし安定させられるのです。
そのほうが、はるかに楽ですよ。
どちらにせよ社会で生きる以上、比べられる
誰だって、何か勝負事に負けることは嫌なものです。
誰かと競争すると、一位になれない、という結果になることもあります。
でもそれを恐れて勝負のためのリングに上がらないと、あなたはなかなか成長できないままです。
どちらにせよ、社会で生きる以上、どうしても比べられるのです。
不戦敗になるくらいなら、挑みかかった方がいいのではないでしょうか。
どのみち誰かと比べられるなら、一番を目指そう
何かと戦う覚悟ができたならば、どうせだったらナンバーワンを目指してはどうですか?
なぜなら、ナンバーワンはわかりやすい「ベスト」だから。
わかりやすいと、自分のモチベーションを上げやすいのです。
また、まわりからも応援してもらいやすい、というメリットもあります。
勝てる勝負をしよう。そのために、勝てる場所を探そう
若いうちは、身近な範囲でライバルを決めて、何かの分野でナンバーワンを目指すとよいと思います。
身近な人との比較の方が、ライバルのよいところを真似しやすいからですね。
やがて、「本当の自分、理想の自分」というものがわかってきたならば、戦う相手をその「理想の自分」に切り替えればよいのです。
ただし、好きでも得意でもないところで勝負してもナンバーワンになるのは難しいでしょう。
自分のやりたいことや好きなこと、得意なことを把握し、それに合ったフィールドで戦えたなら、ぐっと勝率は上がります。
自分のやりたいことや好きなこと、得意なことを把握するための具体的な方法については、別の記事に書いています。
よければこちらを参照してみてください。
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まとめ
ナンバーワンを目指した方がいい、という筆者の意見をお伝えしました。
その理由は、比較する基準があった方が自分をコントロールさせやすく、その方が結果として楽だからです。
ただし誰かと競う上では、自分の好きなことや得意分野で勝負すべきであり、そうすればあなたがナンバーワンになれる可能性は高まります。
そうして勝負を続けていけば、結果としてあなたの人生は、誰にも負けないオンリーワンになるのです。
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