身の回りの整理整頓や事務手続きなど、ひとつひとつはさほど大変ではないのになかなかやる気にならず、つい先送りにしてしまうような作業はないでしょうか。
溜めてしまったがために余計に大変になったり、締め切りギリギリになり焦ってミスをしたりと、先送りグセはあなたに悪い結果をもたらします。
本記事では、そうした先送りしがちな作業にうまく対処する方法を紹介します。
作業をまとめて一気に片付けるためのオススメの高速化方法
以下の通り、事前準備をすませ、手順1.〜3.を実施してください。
(事前準備)実行対象のリスト作り
やらなければならないことであり、かつ深く考える必要のない作業を洗い出し、チェックボックス付きリストにします。
リスト内の作業の順番はやりやすいように自由に決めてよいですが、時間をかけず簡単にこなせるものを先にするのがオススメです。
※ 定期的に繰り返す作業であればこのチェックリストはこの先何度も使うので、EvernoteやGoogleKeep、OneNoteなどのアプリでテンプレートを作っておき、複製できるようにしておくとよいです
手順1. 事前準備で作ったリストとストップウォッチを手元に用意する
ストップウォッチはスマートフォンの標準アプリでOKですので起動させましょう。
深呼吸しながら心を落ち着け、超高速でタスクをこなしていく自分をイメージしましょう。
手順2. ストップウォッチのカウントをスタートさせ、作業開始
ストップウォッチをスタートさせます。
心を無にし、実行リストに書かれた作業を順次実行していきましょう。
手順3. 作業後、実行タイムを記録し振り返り
すべての作業が終わったらストップウォッチを停止します。
定期的に繰り返す作業であり既ににこの方法を実行済みであれば、前回のタイムと比較してみましょう。
前回より早ければ思いっきりガッツポーズをとり、遅かったとしてもがんばった自分を褒めましょう。
実行タイムは事前準備で作ったチェックリストに記録しておき、次回の目標タイムにしましょう。
[aside type=”warning”] 注意!
深く考える必要がある作業は無理に急ごうとすると品質が劣化するため、まとめる対象から外すこと。 [/aside]
[aside type=”normal”] 補足① 実行するタイミングについて
実行するのはいつでも構いませんが、昼食後すぐの時間帯など、集中力が落ちるときがオススメです。
この方法自体の着手を先送りにすると意味がないので、毎週同じ曜日・同じ時間に始めるように習慣にするのがよいでしょう。
毎週のスケジュールに先に組み込んでおきましょう。[/aside]
[aside type=”normal”] 補足② アップテンポな音楽をかけると効果的
自宅など音楽をかけてもよい場合であれば、アップテンポの音楽を流すとより捗ります。
筆者おすすめはビゼー『カルメン組曲 第1番』です。[/aside]
なぜこの方法がオススメなのか
複数の小さな作業をひとまとめにすることがポイントです。
ひとつひとつ単独でやろうとして毎回「やろうかな?どうしようかな?」と迷ってしまうと結構な脳の負担になり、気力をそがれてしまいます。
その結果として後回しにしてしまいがちなのでは。
複数をまとめたならば、ひとつを終わらせると勢いがつき、一気に進めやすくなります。
また、時間を計ることで「自分との勝負」感を演出し、ゲーム的な要素を持たせられます。
まとめて一気に片付ける対象の例
筆者は以下をまとめて対処しています。
上記、事前準備のリストを作る際の参考にしてみてください。
- 経費申請
- PCのデスクトップや作業フォルダ、ダウンロードフォルダなどの整理(ファイルを適切な場所へ移動、不要なファイルは削除する)
- Evernoteなどのメモ/ノートアプリのデータ整理
- クレジットカード利用履歴のチェック
- 掃除
- 整理整頓(使ったものを所定の場所へ戻す)
- 不要品を捨てる
- 靴を磨く
- 体重・体脂肪率を測り記録する
- ストックしている日用品の残量を確認し減っていれば追加でネット注文する
まとめ
気乗りしないけれどやらなければならない作業は、それが深く考えるものでなければひとかたまりにまとめてリストを作り、一気に片付けましょう。
事前に対象のリストを作っておくことでひとつひとつの作業のあいだで悩むことを防ぎ、次の作業にスムーズに着手できます。
あわせてストップウォッチを用いて時間を計ることで「自分との勝負」を演出し、作業のスピードを加速させます。
気分を高める音楽をかけると効果的です。
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