みなさんは目標を作っていますか?
その目標はちゃんと達成されていますか?
毎年年始に一年の目標を立てるけれど、いつも挫折してほったらかし、という人。
会社から強制されて作るけれど、いつも当たり障りのないものにしてしまい効果が実感できない、という人。
そんなあなたの作る目標は、ひょっとしたら押さえるべきポイントを外してしまっているのかもしれませんよ!
本記事では、目標を作った際にその精度を上げるために使う、7つのチェックポイントについて紹介します。
目標達成できないのは、実行の仕方に問題があるのではなく、最初に作った「目標そのもの」にあるのかもしれません。
良い目標を作り、ぜひとも達成しましょう!
Contents
目標設定の精度を上げる 7つのチェックポイント
目標を立てた後に、それらの目標を次の観点でチェックしてみてください。
- チェックポイント① 期限が決められているか
- チェックポイント② 具体的に書かれており明確な達成判定ができるか
- チェックポイント③ 自分の価値観に合致しているか
- チェックポイント④ まわりからの期待を無視していないか
- チェックポイント⑤ 大きすぎる目標は分解して小目標が作られているか
- チェックポイント⑥ 実現可能性は低すぎないか
- チェックポイント⑦ 手帳や紙、スマホやPCの壁紙などを使い可視化されているか
それぞれ、詳しく見ていきます。
チェックポイント① 期限が決められているか
次の例を見てください。
(悪い例)「5kg痩せる」
(良い例)「2018年12月31日までに、5kg痩せる」
違いはもちろんおわかりですよね。
そうです。違いは「期限を明確にしている」ことにあります。
悪い例では、期限すなわち「いつまでに達成するのか」がわかりません。
すると、いつまでたっても達成できていないのに「まだ本気出してないだけだから」と言い訳できてしまい、気がつけば5年たっても元の体重のまま、ということになりかねません。
そうではなく、例えば「20218年12月31日までに」と期限を定めておけば、自分自身に健全なプレッシャーを与えることになり、より発奮しやすいですよね。
期限があいまいな目標があれば、いつまでに達成するか、その期限を設定しましょう。
チェックポイント② 具体的に書かれており明確な達成判定ができるか
(悪い例)2025年までに大金持ちになりたい
(良い例)2025年までに資産総額10億円を突破する
今度の例はどうでしょうか。期限はどちらも設定していますね。
両者の違いは、「達成できたかどうかを明確に判定できるよう、具体的に書かれている」ということです。
悪い例では、「大金持ち」の基準がよくわかりませんよね。
資産1億円でも充分にお金持ちとも言えますが、例えばハリウッドセレブのような豪邸を建てたい、という思いが背景にあるのだとしたら1億円では足りないでしょう。
良い例の「資産総額10億円」のように「達成できたかどうかマル/バツで明確に判定できる」かたちで具体的に決めましょう。
未来の自分に安易に言い逃れさせないよう、ここは厳しくいきましょう!
内容があいまいな目標があれば、達成条件や数値目標を設定し、より具体的にしましょう。
チェックポイント③ 自分の価値観に合致しているか
作成した目標が自分の価値観に合っているか、についてもチェックしてください。
本当は自分の価値観に合わない目標など、本腰を入れて努力しようとしませんよね。
例えばあなたの大切にする価値観が「周囲との調和」なのに、掲げる目標が個人的なスタンドプレイを求められるものばかりであれば、達成は難しいと思います。
目を閉じ深呼吸をして、イメージしてみましょう。
その目標を達成した、あなたの姿や心を。
ちゃんと笑顔ですか?
心の底から、喜んでいますか?
まわりの人たちも、あなたの目標達成を祝福してくれていますか?
大切な何かを、犠牲にしていたりしませんか?
イメージしてみて、改めて「この目標は絶対に達成したい!」と強く感じるなら、大丈夫です。
自信を持って、この目標を追いかけましょう。
イメージしてみて不安があれば、今一度見直してみましょう。
チェックポイント④ まわりからの期待を無視していないか
あなたが立てる目標は多くの場合、組織の中での仕事についてであったり、家族と一緒に協力して成し遂げるようなものであったりすると思います。
そうであれば、あなたには何らかの期待がかけられているでしょう。
例えば、家族の皆さんは「あなたと一緒にハワイに行きたい」と思っているのに、あなたは独断で「今年はみんなで北海道旅行だ」と決めたりすると、ケンカになりますよね。
その期待の内容を正しく把握した上で、極力すり合わせて目標を決めましょう。
※ このチェックポイントは、自分の個人的な趣味などの目標を立てているのならば関係ありません。
チェックポイント⑤ 大きすぎる目標は分解して小目標が作られているか
次の目標の例を見てください。
「20年後、自分で作った会社の時価総額が世界一になる」
前提として、この目標を作った人がまだサラリーマンだったとしたらどうでしょう。
話が壮大すぎる、難易度が高すぎると感じませんか?
大きな夢を描くこと自体は、素晴らしいことです。
ですが目標として掲げるものが大きいと、それだけでは現在とのギャップの激しさがゆえに、達成のために「今、何をすればいいのか?」がわからなくなってしまいます。
また、目標達成の道のりがあまりに長いと、今行っていることが「本当に目標に近づけているのだろうか?」と不安になり、達成感を感じられずモチベーションを下げることにもなりかねません。
ではどうするか?
大きな目標は、分解していくつかの中、小目標を作りましょう。
分解の観点① プロセス
先ほどの例(「20年後、自分で作った会社の時価総額が世界一になる」)であれば、過程で「起業→上場」というプロセスがあるはずです。
例えば、以下のような感じに分解できますね。
- 5年以内に起業する
- 10年以内に東証一部へ上場する
- 20年以内に時価総額を世界一にする
このように、大きな目標にたどり着くまでに経由することになるプロセスを用いて小目標や中目標を作っていきます。
分解の観点② 範囲
いったんは範囲を狭めて、そこから範囲を広げていくのもよいでしょう。
例えば、あなたの目標が「種目○○でオリンピックに出場し、金メダルを取る」といったものであれば、以下のように範囲を広げていくのです。
- 今年の県大会で優勝する
- 2年後の全国大会で優勝し日本一になる
- 3年後のアジア大会で優勝しアジアで一位になる
- 4年後のオリンピックで金メダルを取る
チェックポイント⑥ 実現可能性は低すぎないか
期限が設定され、内容も具体的であったとしても、その内容が、
「明日中に5kg痩せる」
であったらどうでしょうか。
、、無理ですよね。
実現できるか考えた上でその実現可能性があまりに低ければ、以下いずれかの手を打ち、実現できる目標に変えましょう。
- 期限を緩める
- 内容を緩める
チェックポイント⑦ 手帳や紙、スマホやPCの壁紙などを使い可視化されているか
心の中にひっそりと思い描いているだけ、というのはNGです。
シンプルに、忘れてしまうからですね。
どんなに練りに練った素晴らしい目標であっても、何も実行しなければ達成されるはずがありません。
可視化しておき定期的に見直すようにすればより強く動機づけられ、実現に向けたアクションも勢いがつくでしょう。
目標を作るために使ってきたものが下書き用の紙であれば、清書しましょう。
紙に書いて見えるところに貼る、手帳に書く、スマートフォンやパソコンの壁紙に書くなどしていつでも「見えるようにする」のがよいです。
まとめ
実現可能性の高い目標を設定するための7つのチェックポイントについてお伝えしました。
これを守れば、「そもそも目標が不適切」という状態は避けられます。
よい目標を作り、自信を持ってその後の計画・実行につなげていきましょう!
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