やりたいこと、「夢」の見つけ方

ビジョン・ミッション・バリュー

あなたには、やりたいことはどれくらいありますか?
そして、その最上級である「夢」はどうでしょうか?

いろいろな人とこのような話をしてみて感じるのですが、最近の若い方は特に、やりたいこと、夢を見つけることが苦手なようです。
でもそれでいて、自分の内側にはちゃんと、熱いものが宿っているんですよね。
そんな人でも、問いかける形できっかけを作ってあげれば、とめどなく言葉になってあふれてくる。
若手ビジネスパーソンの相談役を務めるとき、そのような経験をよくしました。

本記事では、せっかくなのでその問いかけを、あなたにもぶつけてみたいと思います。

やりたいこと、「夢」を見つける方法

個人のやりたいこと、家族や友人とやりたいこと

まずは個人的なこと、そして身近な家族や友人といっしょにやりたいことを洗い出します。
以下の手順を進めてください。

  1. 紙とペンを用意する
    小さなスペースに何か字を書こうとするとアタマも縮こまってしまいます。
    自由にゆったりと書けるよう、白い紙はたっぷり用意してください。

  2. 以下の問いかけに答えるように、思いついたことをメモする
    誰に見せるものでもないので、格好つけず、思いつくままに書き出しましょう。

  • お金や健康、人脈はすべて充分に手に入っている状態をイメージしてください。
    そのときに「やりたい、やってみたい」と思うことは何でしょうか?

  • 余命1年を言い渡されたとき、やり始めることは何でしょうか?
    もしくはそれでもやり続けることは何でしょうか?

  • 子供の頃に憧れていたこと、なりたいと思っていた職業は何でしたか?
    この職業から、何か今やりたいと思えることは浮かびませんか?
    ※ 純粋に心引かれる何かの理由があったはずです。
    その理由が分かれば、新しくやりたいことを見つける上で何らかのヒントになるかも

  • 今現在、「やっていて楽しい」と思うことをイメージしてください。
    そのことを突き詰め、ベストな成果を出し続けていくとどのようなことを達成できるでしょうか?

  • 影響を受けた、憧れの人をイメージしてください。
    あなたがその人に追いつき、そして追い越したならば、どういうことを達成できるでしょうか?

仕事面・社会面でのやりたいこと

上記の手順で洗い出されたことはおそらく、個人的でプライベートなものでしょう。
それらを意識するだけでもあなたの人生は潤いのある、豊かなものになると思います。
ですがここはさらに欲張ってみましょう。

仕事でのやりたいこと、社会的なやりたいこと、これらはあなた個人ではなくたくさんの人と協力して叶えていくことになります。
それは「夢」というよりも「志」と呼ぶべきものになるでしょう。

個人的なやりたいことの洗い出しと同様、以下を進めてください。

  1. 紙とペンを用意する
  2. 以下の問いかけに答えるように、思いついたことをメモする
  • これまでに悩んだこと、苦しんだこと、辛かったことを思い出してください。
    それをもとに「世の中からこれを消し去りたい!」と思うことは何でしょうか?

  • これまでに経験した、うれしかったこと、楽しかったことを思い出してください。
    それをもとに、「世の中にこれが広まってほしい、こうなってほしい!」と思うことは何でしょうか?

  • 「個人のやりたいこと」の内容を広げて考えてみましょう。
    「やりたいこと」の実行を自分だけでなく、「世界のみんなで」に変えてみたならば、自分以外の人にとって、うれしい、楽しいと思ってもらえそうなことはありませんか?

仕事面・社会面でのやりたいこと、は少し難しかったと思います。
ですが特に思いつかなくとも、焦らなくていいと思います。
まずは個人の夢に向けて前進しましょう。
そうすれば見える景色も変わってきます。
そのときになって感じることが変わり、違うやりたいこと、夢が見つかるかもしれません。

やりたいこと、夢を描くときのポイント

  • ただ単に「やりたいこと」はきっといっぱい見つかるはず。
    それはそれでいいことです。
    そしてせっかくなので、「これが達成できればきっと人目もはばからず泣く、大喜びで走り回る、死んでもいい!」と思えるような、「一番大切なこと」を見つけましょう。

  • 本当に実現できるのか?という疑問はこのときは置いておきましょう。
    簡単に達成できることならそれは夢ではありません。

  • 一度決めたらもう二度と書き変えられないものではありません。
    いくつかの山を越えたらまた違う景色が見えてきます。
    自身の成長と共に、やりたいことや夢は見直してもよいでしょう。

まとめ

やりたいこと、そしてその最上級である「夢」を自分の言葉として吐き出すための方法をお伝えしました。
紙に書き出して目に見える形にしておけば、その実現の可能性はグッと高まるでしょう。
夢を描くこと自体、何も損はしません。
タダなんだから、だまされたと思って気軽に取り組んでみてください。

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